「連携と言う言葉の幅」

 連携とは通常考えると連絡提携のことです。密に連絡を取り合って、一つの目的のために一緒に物事をすることとなっています。「密に連絡を取り合う」そのうえで、「一つの目的のために」目的は拡大解釈してしまうと、豊中市障害福祉のためなど、目の前でなく、遠くにぼやけてしまいます。しかし通常は目的に向けての目標が必要で、それをするにはまず何をしないといけないのかを考えます。しかし密に連絡を取り合うこともなく、連携という言葉が独り歩きしているような気がします。厚労省や大阪府の資料にも連携という言葉がたくさん出ています。文章を作った側は地域の問題に取り組むため、密に連絡を取り合いながら取り組むことを考えているのでしょう。しかし読む方にすれば、連携をとればいいと考えてしまうことも多々あるのです。こうなってしまうと連携をとることが目的となり、連携することにより連絡しやすくすることが目標という、わけがわからないようになります。様々な会に参加しては、「連携」をとりましょうといわれます。

 しかし現場で仕事をしていると市役所とは文字通り連携は取りますが、関わっていきますと地域(地域住民や民生委員など)との連携が非常に大切だと感じます。障害をお持ちの方が慣れ親しんだ地域で安心して暮らすことができるよう、連携して(この場合は生活のしにくさを感じている当事者やその家族)生活しやすいよう支援や見守り体制の構築をしていかなければなりません。豊中市障害福祉は今後この連携が非常に重要になってきます。

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